09/28/2008    満月の雫は媚薬
〜遙かなる時空の中で3〜

…どこへ行くんですか?
君は永久の刹那よ
胸の痛み残す涙
満月の雫は 媚薬…

花の影すり抜けた 迷い蝶がひらりと
舞い降りた君の素足 つま先は花びら
咎人に似合わない 美しすぎる今宵よ
これ以上関わってはいけないと 誰に言う?

君をこのまま この漆黒の衣で
隠しても隠せない まぶしさ

君は可愛い人ですね
星を数えながら いつか淡いうたた寝
そして君はいけない人ですね
不意の慟哭 膝にふれる熱い涙
満月の雫は 媚薬

足音を忍ばせて 幻が渡殿をゆく
眉ひとつ動かさずに 見送れば静寂
咎人はいつの日か 報い受けるんでしょう
初めから消えるはずの 君を失くすことで

うつり気という 紫陽花の花言葉
移ろいて移ろえぬ 想いよ

君は優しい人ですね
誰の苦しみさえ 真に感じ傷つく
そして君はいけない人ですね
不意に目覚めて 何もかもを知った瞳
満月の雫は 媚薬

君は気高き人ですね
いつも向かい風に 髪をなびかせ進む
そして君はいけない人ですね
僕にせつなく 胸の痛み残す涙
満月の夜は 媚薬

song by武蔵坊弁慶(宮田幸季)

〜遙かなる時空の中で3〜

花びらのよう 色づいた萼
紫陽花はそう 偽りの花
微笑みに今 沈めた想い
さらしましょうか 独り芝居に

触れてはいけない 可愛い天女の君
守りましょう その優しさを
すべて君に返すため 終止符を

あの月輪に映る 紫陽花の残夢
届かない 幻想よ
帰りなさい 幸せに
僕は傷と呼べぬ この痛み抱きましょう

罪の後先 出会いと別離れ
移ろう時は 回り灯篭
静寂にほら 君の残り香
たどりましょうに 独り遊びに

染めてはいけない 真っ白な天女の素肌
奪いましょう その苦しみは
すべて君の翳りには 終止符を

この胸に描く 紫陽花の残夢
微熱りの 重ね絵よ
帰りなさい あの場所に
僕は罪と咎を この胸に抱きましょう

まぶしすぎる…
君という光 消え残る残夢
色褪せぬ 哀しみよ
僕のものに ならないで
帰りなさい 遠く幸せに
そして 残夢で逢いましょう
…泣かないで…

song by武蔵坊弁慶(宮田幸季)


09/28/2008    玲瓏なる覚悟よ
〜遙かなる時空の中で3〜

降る雪に肩を 白く染められ
清らかな君の手に 抱かれるよう

戯れに踊る 立花は無垢で
あの日々に君を 帰せてよかった

躊躇いなど 何故ある
瞳を閉じれば 君が見える

覚悟は玲瓏に 僕はここにいる
動かぬ想いで 全てを塞ぎ止め
盾となり 散る

降り積もる雪も いつか溶けては
この僕も消えて ただ無に帰れる

幸福かも しれない
瞳を開けても 君が見える

覚悟は玲瓏に 静寂は冬の凪
ひとつの生涯 満ち足りた終焉だろう

寒雷轟いて 浮かんだ眼差しよ
痛みと呼べない 痛みがあるなら
喜びと 呼ぼう

心は氷面鏡 映すは白き闇
どこかで忘れ音 誰のため 鳴くのだろう

季節は巡っても 僕はここにいる
動かぬ想いで 満月を見上げる
路傍の石に

song by武蔵坊弁慶(宮田幸季)


07/02/2008    桜梅は焔華の蝶群に
〜遙かなる時空の中で3〜

汚らわしい なんて馬鹿馬鹿しい
皆よ どうして崇めないのですか
血筋(ち)を繋ぎ すべて守るのは
正に この私だけです

偽者の素性を暴き
燃やしておしまいなさい
怨霊の夜の 素晴らしさ 見せつけましょう

飛ばせ飛ばせ 闇に無数の
桜梅の蝶
馨(にお)うような 花の狂気に
噎せ返る 幸福

嘆かわしい なんて禍禍しい
父よ どうして還らないのですか
虫けらを すべて焼き払い
真に 待ち続けています

蘇りたくなるほど 
美しい死で彩り
怨霊の世で 父上と お逢いしましょう

飛ばせ飛ばせ 闇を消し去る
桜梅の蝶
甘き毒に 餓えさせながら
決戦(とき)を 待ちわびれば
蝶の群れよ 焔華となりて
輝きを増せ
敵を襲え 瞳を口を
塞いで しまうが良い

月を喰らえ 暁の宴
鮮血の舞

長き恨み 緋色の記憶
くゆらせ 独り嗤う
蝶の群れよ 焔華となりて
輝きを増せ
夢を見ましょう 血の色の夢
さあ 従いなさい
私と 行きましょう

Song by 平惟盛(松田佑貴)


07/02/2008    灼熱の甘美き狩人
〜遙かなる時空の中で3〜

ふとお前が無口になると こわいね 企んでるのかい
桜貝で耳をふさいで 何も聞こえないフリしようか

ああ悪戯な瞳(め)さ 眩しいお前が問いかけるよ

どちらかを どちらかを 選ぶなんて
欲張りなオレだから 無理さ
両腕の水平線 お前と海
両方を抱きしめるよ

ちょっと嫉妬してるのかもね 飛沫がお前濡らすのさ
そう生まれた時からオレを いつでも育ててくれたこの海

ああ宝物だと 優しいお前は分かるだろう?

どこまでも どこまでも 青く続く
海原を二人きり行こう
情熱の水平線 空と海の
まねをして重なろうよ

…朝凪だよ 風がほら やんだ
ここにおいで 波に ねぇなろうか…

どちらかを どちらかを 選ぶなんて
欲張りなオレだから 無理さ
両腕の水平線 お前と海
両方を抱きしめるよ  

どこまでも どこまでも 青く続く
海原を二人きり行こう
灼熱の狩人は お前と海
両方を抱きしめるよ

Song by ヒノエ(高橋直純)